モスクワ・コード

ノーマン・リーダスが天才ハッカーを熱演しているモスクワ・コード

脇役が多いノーマンですが、この作品はノーマン・リーダス(Norman Reedus)が主演なので、たっぷりノーマンの素敵なシーンを楽しめます。

<モスクワ・コード(Moscow Chill)ストーリー>

モスクワ・コード
マンハッタンで道端にある銀行のATMまでをハッキングし、紙幣を噴出させるという愉快犯であったレイモンド・ペルソは、タクシーの運転手への失言で逮捕されてしまう。

電信詐欺の罪で更生施設へ入れられるが、そこへ突然謎の男、ニコライ・コリャ(通称:ドルフィン)が現れ、レイの替え玉用意して、レイを脱獄させると二人は一路モスクワへ。

モスクワで彼を待っていたのは、かつてレイの母親の会計士をしていたビクター・ドヴィンスキーという男だった。

彼らはザ・フィッシュというロシアの闇組織で、レイのハッカーとしての腕を買い、組織の資金の奪還を依頼したいと言う。

それを承諾するレイ。ドヴィンスキーの仕事をこなしている間に、娼館のメイク係である一児の母、マヤと出会い、恋に落ちる。マヤが元ドルフィンの構成員であること、マヤの息子の父親の謎などが発覚し、レイはドルフィンと警察との攻防戦に巻き込まれ、銃撃戦が始まる…。


ノーマン・リーダスの素敵なシーンがたくさんの作品

2007年クリス・ソリマイン監督のロシア作品です。日本語DVD化が2014年。主役のレイモンド・ペルソを、ウォーキング・デッドで人気沸騰中のノーマン・リーダスが演じています。

なんですかね、これ、ノーマン・リーダスのプロモーションビデオなんですか、っていうくらい、ひたすらひたすらノーマンを鑑賞する映画です。

わりと他の出演作では、彼は重要な端役という役柄が多いので、ここまでたっぷりノーマン・リーダスを堪能できる映画って他にないのでは。

役柄もハッカーなので、土臭さ、男臭さ満載ではない、ちょっと違ったノーマン・リーダスが楽しめます。

そしてやはり可愛い。凄腕のハッカーのはずなのに、「夢はプロメテウスになること」というすっとぼけっぷり。可愛い。

煙草を耳にひっかけて、一心不乱にパソコンを駆使するノーマン。アナーキーな魅力だけではないところが、彼の人気の要因なんだと思います。

「女子より可愛いノーマン・リーダス」なんてまとめサイトがあるくらいですしね。

うさぎのスリッパ可愛いですよね。ぬいぐるみもね。あのルックスでずるいですよね。ギャップ萌えを絵に描いたような男・ノーマン・リーダス。

モデルみたいなロシア美女の中から、一番地味目なマヤを選ぶところなんてたまりません。

実際の彼の奥様は90年代を代表するモデル、ヘレナ・クリステンセンだったわけですが…。現実なんてそんなもんですよね。モテないわけがないですしね、ノーマン。

ストーリー自体は、面白くないわけではないものの、練りが足りない印象がありました。

何故そうなる?という詰めが甘い場面が多くて、ほんわか、ぼんやり、緊迫感にかける感じがあり、ストーリー自体が印象に残る映画ではないです。

まぁ、でも銃撃戦あり、ロマンスありで、押さえるところは押さえています。

けれど正直、見終わったあとにはノーマン・リーダスが可愛かった、ということしか頭に残らず。とにかく、ノーマン・リーダスの出演シーンは多く、ノーマン目当てで見る分にはとてもおすすめです。