ヒーロー・ウォンテッド|ノーマンはスウェイン役で出演

ヒーロー・ウォンテッド (Hero Wanted) のスウェイン役

自分の起こした事故で妊娠中の妻を亡くしてしまった過去を持つゴミ収集作業員のリアム(キューバ・グッディング・Jr)は、その罪の意識の中、空虚な毎日を送っていた。
 
ある日リアムの目の前で突然交通事故が起き、幼い少女が炎上する車の中に閉じ込められてしまう。
 
リアムは危険を顧みず、自らも大やけどを負いながら少女を救出し、病院で目を覚ましたときには一躍町のヒーローとなっていた。
 
 
数年後、リアムは銀行で働くケーラ(クリスタ・キャンベル)に一目惚れ。
 
ケーラがこの人生を変える唯一の光だと思ったリアムは、仕事の同僚であり、唯一信用できる友達でもあるスウェイン(ノーマン・リーダス)に相談をする。
 
 
ところが、リアムが彼女のいる銀行に立ち寄った際、突然銀行強盗に巻き込まれてしまう。
 
犯人の一人がケーラの頭を撃ち、助けようとしたリアムも怪我を負ってしまう。
 
ケーラは一命を取り留めたものの、昏睡状態に。
 
 
3か月後、リアムは昏睡状態が続くケーラのために、犯人に復讐を誓うのだが、実は銀行強盗自体がリアムの仕組んだことで,,,

 

派手なアクション映画でもテンポが、、

 

2008年ブライアン・シュメルツ監督作品です。
 
元々スタントマン出身の監督のため、アクションは気持ちいいくらいに派手です。
 
 
しかし、時系列を入れ替えて、あとからその疑問が解き明かされていく…という手法なんですが、これがあまりうまくいってる感じがせず、置いてきぼりになる感じが否めませんでした。
 
 
要するに、最終的にわかるのは、実はケーラに一目惚れしたものの、自信がないリアムは、自分がヒーローになれば彼女を振り向かせられるのでは!という思い込みの元、親友・スウェインに頼み、彼女の銀行で銀行強盗事件を起こさせた、ということなのですが、その思考回路はともかくとして、いきなり銀行強盗まで飛躍するとかちょっと意味がわかりません。
 
 
「夜道で暴漢に襲われる彼女を助ける」ってストーリーだっていいわけだし。…
 
まあでも、「燃える車内から少女を救出する」というものすごく派手な事件でヒーローになった記憶が染みついているので、それくらいやらなきゃ彼女は振り向いてくれない!と思いこんじゃったんですかね。
 
その前にカウンセリング行ってまともにデートに誘えるようになったらいいと思うんですけどね。
 

こんなノーマンもいいかも?

 
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とにかく、そんなメンヘラな理由に悪ノリして巻き込まれてしまったかわいそうなスウェイン役をノーマン・リーダスが演じています。
 
悪役なんですが出番も多く、まぁその理由が理由だけに終始困った感じでなんだか可愛い。
 
イケメンが困ってるのっていいですよね。「ウォーキング・デッド」や「声をかくすひと」などのハードボイルドなイメージではないノーマン・リーダスが見られます。
 
プライベートでも、ぬいぐるみを抱えてインタビューを受けたり、耳付きウサギスリッパを愛用していたりと、ギャップ萌え要素に事欠かない彼。
 
けれどアクションシーンも多いので、ちゃんと正統派にカッコいい場面も用意されています。中華鍋で相手をぶちのめしたり。
 
テンポがあまり良くなくて中だるみしてしまうんですが、銃撃戦などのシーンは迫力がありますし、友達と少年マインドで楽しむ分にはいい映画かも。
 

 
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