ゴシップ (Gossip 2000年)| ノーマン・リーダスがトラヴィス役で出演
ノーマン・リーダスの20代後半に撮影された作品で、トラヴィス役で出演しています。
監督は、『ER緊急救命室』、『24 -TWENTY FOUR-』のテレビシリーズで共同メガホンを取り、2006年には地球温暖化防止を訴えるアル・ゴアのスライド講演の様子を収めた『不都合な真実』でアカデミー長編ドキュメンタリー映画賞を受賞したデイヴィス・グッゲンハイム。ジャーナリズムの分野を得意とするデイヴィス・グッゲンハイムが噂にまつわる群集心理を扱った作品です。
サスペンスタッチで仕上げ、最後まで観客をストーリーに没入させて引っ張っていくようにしていますが、批評家筋からはやや不評でした。ノーマン・リーダスはこの作品でメインキャストとして登用されています。
【悪友3人組】
名門大学が軒を連ねるアメリカ北東部の大学キャンパス、ルームメイトのデリック(ジェームズ・マースデン)、キャシー(レナ・ヘディ)、トラヴィス(ノーマン・リーダス)は自堕落な学生生活を満喫していた。
ゴードウィン教授のジャーナリズム学を専攻していたデリックたちは、デマが群衆を流れる仕組みを検証しようと、わざとうわさを流し、その過程を追跡して調べることにした。
【ターゲットはナオミ】
3人はナイトクラブにいたナオミ(ケイト・ハドソン)とボー(ジョシュア・ジャクソン)のカップルに目をつける。
生徒の間ではナオミは結婚までヴァージンを守る主義であることが知られていた。
しかもナオミは生徒の間でも力を持ち、裕福な家庭の出だったため、うわさの対象にされるには格好のターゲットだった。
【噂の顛末】
ナイトクラブでのパーティ間、デリックは女の子を部屋にお持ち帰りしていた。
その子の調子が悪くなり、介抱しているときに、デリックは隣の部屋でナオミとボーがキスをしているのを見る。
ボーはセックスに持ち込もうとするがナオミに断られていた。
デリック、キャシー、トラヴィスはナオミがボーとセックスしていたと噂を流し始める。
案の定、うわさは瞬く間に広がり始める。次第に噂は大きくなり、ナオミがボーイフレンドのボーだけではなく、ゴードウィン教授と2人を相手にセックスをしていたとなり、やがて悪い方向に尾ひれがつき、ボーがナオミをレイプしたという風に変化し始める。
噂を聞いたナオミは、酔って意識がない間にボーがレイプしたと思い込み、泣き叫んで警察に訴える。
ボーは手錠を掛けられ逮捕され、キャッシーは後悔するがすでに遅かった。
悩んだキャッシーは警察に事情を話し、自首するが、うわさにしか過ぎなかった話はすでに強固な既定事実となり、警察にも相手にされなかった。
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