若きノーマン・リーダス出演
ノーマン・リーダスは今でこそウォーキング・デッドのダリル役として人気ですが、ヘレナ・クリステンセンさんの夫として有名で、脇役で出演していた時代がありました。
8mmは、ノーマンの出演時間は短いですが、ウォレン・アンダーソンとして出演していますので、若かりし日のノーマンを見るにはおすすめです。
8mmは、米国にてミステリー犯罪映画として1999年に製作されました。
主演はニコラス・ケイジ。
8mm ストーリー
トム・ウェルズ(ニコラス・ケイジ)は、私立探偵。
大富豪のクリスチャン未亡人からダニエル弁護士を通じて、8mmフィルムの真偽を調査するように依頼がありました。
その8mmフィルムに描かれていたのは、殺人シーン。
クリスチャン未亡人は亡くなった夫の遺品を整理している際にこの8mmフィルムを発見し、真相を確かめるために探偵のトムに調査を依頼したのです。
トムが失踪者のリストを調査していると、その女性がマリー・アン・マシューであり、その母親ジャネット・マシューから、娘は女優になるためにハリウッドに行ったことを聞きました。
トムは、娘の母親ジャネットにたとえ最悪な事態であっても真相を知りたいか尋ねると、ジャネットは知りたいと答えるのです。
8mmフィルムの真実
トムはハリウッドで、アダルトビデオ・ショップ店員のマックス・カリフォルニアの手助けを得て、ポルノビデオ制作の裏側に潜入していきます。
トムはエディー・プールというセクシータレントのスカウトから、ディーノ・バレンという監督が「マシーン」と呼ばれるマスク男を起用していることを知り、新しいビデオの制作依頼を装って、バレンと会う約束を取り付けます。
その待ち合わせ場所の倉庫で、ダニエル弁護士が現れ、亡くなったクリスチャン氏がその8mmフィルムを製作させたこと、トムがそれを探しに来ることをバレンに話します。
8mmフィルムの殺人は現実だったのです。
バレンとマシーン男はトムに8mmフィルムを返却するように迫ります。トムが返却すると、彼らは8mmフィルムを燃やしてしまいます。
バレンとマシーン男がトムに襲い掛かろうとしたとき、トムがクリスチャン氏は100万ドルを8mmフィルムに支払ったと告げました。
ダニエル弁護士が大部分をピンハネしていたのです。こうして、バレンとダニエルが争い、二人とも死亡。
トムは何とか逃げ出しました。
復讐と救い
トムはクリスチャン未亡人に電話で8mmビデオは本物であることを伝え、警察に行くことを勧めました。
クリスチャン夫人の自宅に行くと、クリスチャン夫人はトムからの電話を受けた直後に自殺し、トムと殺された娘の母親あてに大金と「Try to forget us(私たちを許してください)」というメモがありました。
トムは8mmフィルムにかかわった残りのメンバーに復讐することを誓い、殺された娘の母親ジャネットに復讐の許しをもらいます。
そして、スカウトのプールを殺害し、車に掲載したビデオを焼却。
マシーンと呼ばれるマスクマンの自宅を襲撃し、「依頼主を楽しませるためにしたのに何が悪い?」と開き直られ、乱闘になりながらもこの男も殺します。
復讐のため殺人を犯したことにトムは悩みますが、殺されたメアリーの母親ジャネットから手が届き、復讐してもらったことと、娘のメアリー・アンを期にかけたのは自分とトムだけだったとの感謝の言葉が述べられていました。
トムは手紙を読み、罪の意識が軽くなった気持ちになりました。