Cadillac Records

 

音楽人必見 映画:キャデラック・レコード

 
もはやウォーキング・デッドではおなじみのダリル役を演じるノーマン・リーダスですが、彼が出ている映画は一部有名俳優と比べると少なめ、ましてや映画の最中でずっと出てくる……となるともっと少なめ。
 
そんな今、日本で人気上昇中のノーマン・リーダスが脇役ながらもちょこちょこスクリーンに映る音楽人必見の映画キャデラック・レコードについて、今回は紹介したいとおもいます。
 
 

あらすじ


 
若い野心家であるポーランド系移民のレナード・チェスはある日、サウスサイドで自身が経営していたバーでギタリストのマディー・ウォーターズとハーモニカ演奏者であるリトル・ウォルターと出会う。
 
物静かなマディ、そして派手なリトル、彼からが奏でるブルースサウンドにレナードは心底魅了される。
 
野心家であるレナードはその二人を知り、そして思う。急激に発展しつつあるレコードビジネス・ブームに乗っかろう、と。
 
二人を雇い、発売されたアルバムは徐々にR&Bチャートを上昇し、ラジオでも大人気。
 
レーベルは盛り上がり、新たなアーティスト達を向かえ音楽業界の中心になっていくレナードの会社。
 
専属のアーティストたちがヒットをとるたびにキャデラックを買い与え、成功の幸せをかみ締めるレナードだったが時代とともに音楽の文化が次第に変化していった……。

 

みどころ

 
この作品の見所はやっぱり音楽でしょうか。
 
特にレナードの設立したチェス・レコードの歌姫エタを演じるのはなんとビヨンセ!
その歌唱力につい惚れ惚れしてしまう。
 
そのほかのスタッフさんたちもすばらしい音楽を奏でてくれるので、とても耳心地はいい作品だと思います。
 
ただこちら、ミュージカル映画かといわれると、ちょっと違う様な気もしますね。
 
人自身が抱えている闇とどう立ち向かっていくのか、成長や衰退、そういった物語が基盤になっているので(実在したレーベルがモデルのストーリーですし)音楽人だけではなく、普通に映画が好きな人でも楽しめる作品です。
 
肝心のノーマンはというと、実はこちらの映画では役者名がないんですよね……。
 
役者名はないのですが、彼はチェス・レコードのレコーディングスタッフなので、アーティストが収録するたびに、ちょこちょこと出てきます。
ちょい役ではありますが、台詞もちゃんとありますよ!
 

本当に音楽の歴史に詳しい方ですと、ゆるいのかもしれませんが、音楽に詳しくない方がみると、その時代の音楽の歴史を少しだけたどることが出来ます。
 
これをきっかけに音楽について関心をもつ人もいるかもしれませんね(笑)
 

 
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